気になるマメ知識。

実はピロリ菌があなたの口臭の症状の原因かも!!

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実はピロリ菌があなたの口臭の症状の原因かも!! 

突然ですが、
「口臭」に悩んでいる方って
結構多いのではないでしょうか?

 
20150323
 

口臭の原因になる要因として言われるのが、

1.生理的な口臭
→ 朝起きた時や、何も食べてない状態等で、
  口の中の唾液の量が減ってしまい、
  口の中の細菌が増殖し、口臭が起きてしまう状態。

2.飲食物・嗜好品による口臭
→ にんにくやネギ、コーヒー、タバコなどなどを取る事で、
  口臭が起きてしまう状態。

3.病気による口臭
→ 呼吸器系や消化器系などの病気によって、
  口臭が起きてしまう状態。

4.ストレスによる口臭
→ ストレスにより唾液の量が少なって
  口臭が起きてしまう状態。

です。

 

そして、上でご紹介した要因のうち、
病気による口臭の「病気」としては、

・歯周病
・むし歯
・歯垢(しこう)
・歯石
・舌苔(ぜったい)

が一般的には挙げられています。

 

ただ・・・、
「上の病気を直しても口臭な治らないんです・・・」
という、書き込みをネットで見かける事があります。

 

もし、皆さん、または皆さんの周りに同じ事を言っている方がいたら、
その口臭の原因は「ピロリ菌」かもしれません。

 

急にこんな事を書くと、
「ピロリ菌って名前は良く聞くけれど、
ピロリ菌が口臭の症状の原因になっているってどういう事???」
と思われる方も多いかと思います。

 

そこで、今回は、
何故、ピロリ菌が口臭の症状の原因になるのか?
について、ご紹介したいと思います。

 

 

 

ピロリ菌とは

 

そもそもピロリ菌というのは、
正式名称「ヘリコバクター・ピロリ」という胃の中に生息する菌で、
胃炎や胃潰瘍、胃がんなどを引き起こす原因と言われています。

 

さらっと
「胃の中に生息する」
とご紹介したのですが、
これって結構すごい事です。

 

胃の中というのは、
食べた物の消化や腐敗を防ぐため、
胃酸などによって
酸性がとても強い環境になっています。

 

どれだけ強いかというと、
金属を溶かしてしまうほど
とも言われています。

 

そんな環境なので、
普通は胃の中では生きる事が出来ず、
菌は死滅してしまいます。

 

しかし、ピロリ菌は違います!

 

先ほども記載しましたが、
菌にとっては劣悪な環境と言えるそんな胃の中で、
ピロリ菌は生息する事ができてしまいます。

 

そして、ピロリ菌が胃の中に生息できるというこの特殊性が、
実は口臭の症状を引き起こす原因となっているんです。

 

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ピロリ菌が何故口臭に影響するのか?

 

ピロリ菌は胃の中で生息するため、
以下のような手順で酸から身を守っていると言われています。

1.ピロリ菌自身から「ウレアーゼ」という酵素を出す。
2.ウレアーゼによって、胃の中にある尿素を「アンモニア」と「二酸化炭素」に分解する。
3.分解した「アンモニア」を使って、酸を中和する。

  (アンモニアはアルカリ性なので、酸を中和します)

 

上の手順によって、
ピロリ菌は胃の中で生き続けているのですが、
今回、私たちが問題にしないといけないのは
「アンモニア」という点です。

 

小学校の理科の実験で嗅いだ事があるかもしれませんが、
「アンモニア」って臭いですよね。

 

その「アンモニア」が、
胃の中でピロリ菌によって生成され続けたら、
胃から上がってきた口臭はどうなるか・・・。

 

つまり、ピロリ菌になっている方は、
ピロリ菌が作り出す「アンモニア」によって、
口臭の症状が出ているわけです。

 

 

 

まとめ

 

というわけで、今回は、
何故、ピロリ菌が口臭の症状の原因になるのか?
について、ご紹介してきました。

 

内容を簡単に纏めると、

・ピロリ菌は、胃の中に生息する悪い菌。
・ピロリ菌は、胃の中で生息し続けるために、胃の中の尿素を分解する。
・分解された尿素から生成される「アンモニア」が口臭の原因になっている。

となります。

 

もし、
「色々と試しているけど、口臭が治らない」
という方は、内科でピロリ菌の検査をする事ができますので、
一度、診察を受けてみてはいかがですか?

 

 

ではでは、今回はこの辺で。
お読みいただき、有り難う御座いました。

 

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