受験生の人生を左右する偏差値の計算方法にある2つのポイント
- 2015年1月15日
こんばんは。
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
いよいよ大学入試センター試験が間近に迫ってきましたね。
私の周りにはいないのですが、
まさに今、合格に向けてラストスパートを掛けている受験生が
多数いらっしゃることかと思います。
そんな受験生にとって
どうしても付いて回ってきてしまうもの言えば、
『偏差値』ですよね?
「模試の結果、偏差値がXXどれくらいか?」
「偏差値XXの◯△高校に合格したい!」
など、もしあなたの周りに受験生がいたら、
きっと耳にしているかもしれません。
ただ、そんな話題に上がる『偏差値』ですが、
どんな計算方法で算出されているかってご存知ですか?
人生を左右する数値にも関わらず、
それがどのように計算されたものか知らないのは、
ちょっと怖くないですか?!
そこで今回は、知ってそうでよく知らない、
『偏差値』がどのような計算方法で算出されるものかを調べてみました。
あなたの人生を決める偏差値の計算方法は・・・!?
偏差値を算出する計算式について調べたところ、
偏差値=((自分の点数 ー 平均点)× 10/標準偏差 ) + 50
という数式で算出されているようです。
自分の得点を平均点で引くことで、
平均以上or平均以下を見ていることは見て取れますが、
その数字を割っている『標準偏差』とは一体なんでしょう???
偏差値を測る大事なポイント、標準検査とは・・・!?
計算式の中にある、あまり聞き馴染みのない『標準偏差』というワードは、
「ある集団においてのデータの「散らばり具合」を表す数値」
のことです。
例えば、5人の学生(Aさん~Eさん)が
「テスト(1)」と「テスト(2)」を受けた結果が
【テスト(1)】
Aさん:40点/100点中
Bさん:60点/100点中
Cさん:55点/100点中
Dさん:50点/100点中
Eさん:45点/100点中
【テスト(2)】
Aさん:15点/100点中
Bさん:85点/100点中
Cさん:20点/100点中
Dさん:30点/100点中
Eさん:95点/100点中
だった場合、テストの平均点では同じ(平均49点)になりますが、
点数のばらつきの幅という意味ではテスト(2)の方が大きいのがわかると思います。
(下は15点から上は95点の人までいますから)
『標準偏差』は、このどれだけ散らばっているか、
その散らばり具合を数値化したものになります。
ちなみに、この『標準偏差』は、
標準偏差=[((得点-平均点)の2乗の総和)/人数]の平方根
で算出します。
仮に、上に書いた「テスト(2)」の標準偏差を算出した場合
((15-49)^2+(85-49)^2+(20-49)^2+(30-49)^2+(95-49)^2)/5=1154
1154の平方根 = 33.9705755029 ←標準偏差
という値になります。
偏差値の計算方法から見えてくる2つの観点
以上のことから、偏差値の計算は、
・自分の得点と平均点の差
・受験生の標準検査と比較してどの位置にいるのか
という2つの観点から
受験生の中で、自分の成績(学力)がどの位置にいるかを示す結構考えられた数値
だということが見えてきます。(笑)
単純に”偏差値”という言葉だけで終わるのではなく、
ちゃんとその成り立ちを調べることで、
その数値を指標としている意図などが読み解けるので、
“偏差値”という言葉以外にも、
ちょっと気になるワードは皆さんも調べてみては如何でしょう?
また、もし周りに偏差値がどのような計算方法で算出されているか
知らない受験生がいたら、是非教えてあげてみてください!
では、今日はこの辺で。
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