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熱中症にかかる可能性を測る指数の計算方法をご紹介!!

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熱中症にかかる可能性を測る指数の計算方法をご紹介!! 

夏になると、
ニュースで話題になることと言えば、
「熱中症」ではないでしょうか?

 

子供やお年寄りが、
「熱中症」のために病院に運ばれたなど
毎年、耳にしますよね!?

 
20150413
 

(悪い意味で)夏の風物詩と化している「熱中症」ですが、
実は熱中症にかかる可能性を表す指数というのがあるのを
皆さん、ご存じですか?

 

今回はそんな、
「熱中症の指数と、その計算方法とは?」
をご紹介したいと思います。

 

 

 

熱中症なる可能性を表す指数をご紹介!

 

熱中症にかかる可能性を表す指数は、
「WBGT値(暑さ指数)」
と呼ばれています。

 

そもそも熱中症は、
「人間が“熱を作る働き”と“熱を出す働き”のバランスが崩れた時」
にかかってしまう症状です。

 

「WBGT値」は、
そんな人間の熱バランスに大きな影響を与える、

・気温
・湿度
・輻射熱(ふくしゃねつ)

の3つを取り入れることで、
人が熱中症にかかる可能性を示す指標です。

 

因みに、
「輻射熱(ふくしゃねつ)」って、
中々聞きなれない言葉ですよね!?

 

この「輻射熱(ふくしゃねつ)」というのは、
地面や建物から出ている熱の事を指しています。

 

例えば、アスファルトの照り返しなどと
捉えてもらえれば大丈夫かと思います。

 

 

では、そんな3つを取り入れて、
どのように指標を求めるのかというと、
以下の計算式を利用して算出します。

・屋外で日射がある場合:
 WBGT値(℃)= 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

・屋内で日射がない場合:
 WBGT値(℃)= 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度

 

上の計算式で算出した結果を元に、
以下の4段階で熱中症にかかる可能性を測ります。

 31℃以上 : 危険
 28~31℃ : 厳重警戒
 25~28℃ : 警戒
 25℃未満 : 注意

 

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WBGT値計算式の問題点と解決策

 

しかし、この計算式には、
1つ大きな問題があります。

 

それは、計算式内にある、

・湿球温度
・黒球温度
・乾球温度

の数値を計るには、
専門の機器が必要という点です。

 

今回、この記事を読んだ事で、
計算式を覚えたとしても、
計算に必要な数値が分からないのでは、
意味が無いですよね…?

 

 

しかし、さらに調べたところ、
上の計算式を使わずに、
WBGT値を算出する方法を発見しました。

 

その方法とは、は日本生気象学会が発表している
「WBGT値と気温&相対湿度との関係」
の表を利用するという方法です。

 

上のリンク(PDF)の3ページ目にある早見表を使えば、

・気温
・相対湿度

さえ分かれば、
WBGT値を算出する事が出来ます。

 

因みに、「相対湿度」というのは、
皆さんも良く耳にする「湿度:XX%」と同じものと考えていただいちゃって
問題ありません。

 

 

そう考えると、

・気温
・相対湿度

は、

・湿球温度
・黒球温度
・乾球温度

に比べて簡単に調べる事ができるので、
すぐにWBGT値を自分の生活に活用することが
出来そうだと思いませんか?

 

なお、
「WBGT値と気温&相対湿度との関係」
の表は、あくまでWBGT値の推定値になるます。

 

もし、正確な数値を知りたい場合は、
先にお伝えした計算式から算出するようにしてくださいね。

 

 

 

まとめ

 

という訳で、今回は、
「熱中症の指数と、その計算方法とは?」
についてお話をさせていただきました。

 

今回ご紹介させていただいた

・「計算式」を利用した算出方法
・「WBGT値と気温&相対湿度との関係」 の表を使った算出方法

を熱中症の予防にお役立て頂けたら嬉しいです。

 

では今回はこの辺で。
お読みいただき、有り難う御座いました。

 

 

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