年末調整の扶養から就職する子供を外すタイミングを調べてみた!!
- 2015年8月17日
多くの方が感じる年末調整に関する疑問について、前回、前々回でご紹介してきましたが、今回も、そんな「年末調整」に関する疑問についてご紹介したいと思っています。
今回のお話はどんな内容かというと
「年末調整の扶養から子供を外すタイミング」
についてです。
年末調整をされる方の中には、子供がいて、来年4月から社会人になるなんて方も少なくないんじゃないかと思います。
ただ、そんな時に疑問になるのが、
「来年の年末調整で子供を扶養から外さないといけないけど、一体いつ外せばいいの??」
って事かと思うんです。
「年が始まる1月には外さないとダメなの?」
「社会人になる4月に申請しないとマズいの?」
「12月の年末調整時に申請すれば問題ないでしょ!?」
・・・etc
きっと色々な意見の方がいるんじゃないかと思います。
あなたはどう思いますか??
今回はそんな色々な意見があるであろう
『年末調整の扶養から就職する子供を外すタイミング』
についてご紹介したいと思います。
年末調整の扶養家族から子供を外すのに最も良いタイミングは!?
ではでは、就職する子供を年末調整の扶養から外すタイミングはいつが良いのかについて紹介していきたいと思います。
* * *
では早速ですが、結論をご紹介させていただきますね!!
子供を扶養から外すのは一体いつが良いのかと言いますと、
・・・
・・
・
『その年のうちであればいつでも良い』
というのが答えになります。
実際、法的にも”就職したら、すぐに申告しないと実刑ですよー!!”といった罰則もなく、最終的にその年の年末調整の際に外していれば問題ありません。
(もちろん、年末調整の際に控除に入れていたら、怒られますよ。苦笑)
なので、
「外す手続きするの面倒くさいなぁ・・・」
と思う方などは、年末調整時に対応すれば大丈夫というわけです。
年末調整時に子供の控除を外す際に注意する事
ただですね・・・、
年末調整で子供の控除を外す場合は、1つ注意が必要です。
それはどんな事かというと
・・・
・・
・
『年末調整によって税金の追徴される可能性が高い』
という事です。
「えーーーっ、なんで税金を追加で徴収される可能性があるのーーー???」
と思う方が中にはいるかもしれませんが、ちょっと考えてみてください。
年末調整をする前まで、国(または市町村)はお子さんを控除の対象と考え、それに沿って計算された金額を一年分の税金としてをあなたから徴収しています。
しかし、年末調整の段階で、控除対象を考えていたお子さんが控除対象外だった事がわかった場合、当初計算した金額と、本来の金額にズレが生じます。
そのズレた差額を追加で徴収されてしまうというのは、ある意味、当然の流れといえると思いませんか!?
ですので、年末調整のタイミングで子供を控除から外す場合、税金が追徴される可能性が高く、それを見越してお金を準備しておく必要があるというわけです。
この点を考慮せずにお金を使ってしまうと、後々痛い目を見る事になってしまいますので、十分注意してくださいね。
因みに、上の話を読んだ方の中には、もしかすると
「追徴されるのをイヤだなぁ・・・」
と思った方もいるのではないかと思います。
もし、あなたも同じ様に思っているのであれば、年末調整を待たずに、年の初め(1月)の時点でお子さんを控除対象から外される事をお勧めします。
実は、早めに申請してしまうと、控除対象者が減るため税金が前年に比べて高くなってしまうというデメリットがあります。
あるんですが、それは先に支払うか、後に支払うかの違いでしかないので、
「後から追徴されるのは不安だから避けたい!!」
いう方はお子さんの控除を早めに外す方が良いと思いますよ。
(仮に何かの都合でお子さんが会社を早期退職してしまった場合も、お子さんのその年の収入が103万円以下であれば、年末調整の歳に改めてあなたの控除親族に含める事が可能です。基本的には早期にお子さんを控除から外しても損するという事は無いはずです!!)
まとめ
というわけで今回は
『年末調整の扶養から就職する子供を外すタイミング』
についてご紹介してきました。
ご紹介した内容を簡単に纏めますと
- 就職する子供を年末調整の扶養から外すタイミングは、年内であればいつでもOK!!
- ただし、年末調整時に扶養から外すと追徴の可能性が高いので注意が必要
となります。
是非、今回ご紹介した内容を参考にして頂けると嬉しいです!!
では、今回はこの辺で。
お読みいただき有り難う御座いました。
PS.
因みに、前回・前々回に紹介した年末調整のお話は、
「年末調整の扶養親族を書く際に年金を所得に含めるべき!?」
「年末調整の還付金はいつ貰える?そんな疑問にお答えします!!」
です。
もしあなたが年末調整で疑問に感じている点があるようならば、参考になる部分もきっとあるはずです!!
ですので、今回の内容と合わせ、上の2つもぜひ読んでみて頂けると嬉しいです!!
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