ロキソニンの効果が発現するまでにかかる時間は!?
- 2015年5月27日
頭痛や生理痛は勿論の事、歯の痛み、筋肉や関節の痛み、
はたまた手術を伴う様な大きな怪我など、
様々な場面で利用されている「ロキソニン」。
あなたもこれまで一回くらいは
服用した事があるんじゃ無いでしょうか?
そんなロキソニンを生活の中で服用する際、
気になる事の1つに
「服用してから効果が発現するまでにかかる時間って一体どれくらいなの?」
というのがあるのではないでしょうか?
「人と会う約束があるけど、頭が痛い」
といった場面で、いざ「ロキソニン」を服用しても、
発現するまでの時間を逆算して飲まないと、
約束の途中で頭痛が再発してしまうなんて事に
なり兼ねませんもんね!?
そこで今回は、
「ロキソニンの効果が発現するまでの時間は一体どれくらい!?」
についてご紹介したいと思います!!
ロキソニンの効果の発現時間をご紹介する前に
では早速、ロキソニンの効果の発現時間について
ご紹介したいと思うのですが・・・、
その前に1つだけ注意事項があります。
それは何かというと、
「薬の発現時間はお薬を飲む方によって異なるため、
必ずご紹介の時間になるとは限らない」
という事です。
お薬を飲む方によっては
その方自身の体質やその日の健康状態、症状の重さ/軽さが異なるため、
必ずしも同じ発現時間で効果がでるとは限りません。
そのため、これからご紹介するロキソニンの発現時間は、
あくまで1つ目安と捉えた上で、ご活用ください。
ロキソニンの効果の発現時間を考える方法
前置きが長くなってしまいましたが(苦笑)、
ロキソニンの効果の発現時間について
ご紹介していきたいと思います。
ロキソニンは内服薬、つまり飲み薬なのですが、
内服薬は通常、口から飲み込まれた後、
胃→腸→肝臓を経由する中で、その成分が血液に吸収され、
血液が血管を流れて患部へ届く事で効果を発揮されます。
この内服薬が効果を出すまでの一連の流れの中で、
薬の効果が発現するタイミングは、
「血液に吸収された薬の成分の血中濃度が一番高い時」
だと言われています。
そのため、
「ロキソニンを飲んでから、
ロキソニンの血中濃度が最も高くなるまでの時間」
がロキソニンの効果の発現時間という事になります。
ロキソニンの効果の発現する時間は・・・!?
では一体、ロキソニンの血中濃度が最も高まるのは何時なのか?
そのヒントは、
「ロキソニン錠60mg, ロキソニン細粒10%」という薬の
『添付文書』にありました。
添付文書には、
健康成人16例にロキソニン錠(60mg)を1回経口投与したところ、速やかに吸収され、血中にはロキソプロフェン(未変化体)のほか、trans-OH体(活性代謝物)の型で存在した。最高血漿中濃度に到達する時間はロキソプロフェンで約30分、trans-OH体で約50分であり、半減期はいずれも約1時間15分であった。
長沼英夫ほか:臨床医薬 1986;2(9):1219-1237
という臨床結果が記載されていました。
つまり、ロキソニンの血中濃度は、
薬を服用後、30〜60分の間が最も高い
という事が言えます。
そして、この結果から、
「ロキソニンの効果の発現期間は、
服用後30〜60分の間」
という事が推測する事ができます。
因みに、添付文書というのは
医薬品・医療機器などの使用上の注意や仕様、重要事項を記載した
使用者や医療関係者向けの製品情報です。
最後に
というわけで、今回は、
「ロキソニンの効果が発現するまでの時間は一体どれくらい!?」
という点についてご紹介いたしました。
先ほどもご紹介しましたが、
薬の効果は飲む人の状況によって異なります。
ですので、今回ご紹介した内容は1つの目安としていただき、
仮にご紹介の時間になっても効果が出ない場合でも、
自分の判断でお薬を多く飲む様な事はぜずに、
指示された服用方法に従って下さいね。
もし、それでも心配という場合は、
お医者さんに相談される事をオススメしますよー!!
ではでは、今回はこの辺で。
今回もお読みいただき、有り難う御座いました。
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