ひな祭りの菱餅の色&順番には深い意味があるんです!!
- 2015年1月1日
こんにちは。
ブログにアクセスしていただき、ありがとうございます!
今日は、ひな祭りの和菓子でおなじみの”菱餅(ひしもち)”についてのお話です。
女の子の健康や厄除を願う3月3日のひな祭りの時に飾られ&食べられる”菱餅”ですが、
一般的に知られている菱餅は「緑」「赤」「白」の3色で、その重ね順は、
(こっちが上)
ーーーーーーー
赤
ーーーーーーー
白
ーーーーーーー
緑
ーーーーーーー
(こっちが下)
となっているかと思いますが、
”菱餅”の色や重ね順がなぜこの形になっているのか、あなたは知っていますか?
ちょっと考えてみて欲しいんですが、
一般的に食欲を増減させる”赤”を使うのはまだしも、
食欲を減退させる”緑”系を和菓子に使うのはおかしいと思いませんか?
あと、「赤」「白」「緑」ってイタリアンカラーですよね。
まさか、発案者がイタリア大好きでこの色にしたってのも・・・、
まぁ、ないでしょうけど。笑
でも、わざわざこの3色を使ってるということは、
何かしらの意味があるって思いませんか?
なので、ちょっと調べてみましたよ。
まずは、”菱餅”に使われた各色の意味のお話です。
各色にはそれぞれ、
赤 → 魔除け・解毒
白 → 子孫繁栄・長寿・清浄
緑 → 魔除け・健康
という意味が込められています。
ひな祭りが女の子の健康や厄除を願う日なので、
まぁ、当然といえば当然かと思いますが、
さらに調べてみると、重ね順にも意味がありました。
それはどんな意味かというと、
各色には、上の色の意味付けの他に
赤 → 桃の花
白 → 雪の純白
緑 → 草萌える大地
の意味も含まれていて(ダブルミーニングですね)、それを先ほど書いたの順に重ねる事で、
『雪の下には新しい芽が芽吹き、雪の上には桃の花が咲いている』
が表現しています。
つまり、ひな祭りの“菱餅”は、その色と重ね順に
・色が意味する健康や厄除の効果
・雪の下に芽吹く新芽の力強さと雪の上に咲く桃の花の美しさという自然の力強さ
の2つの意味を持っていて、それを食べる事で、
より健やかに育って欲しいという願いが込めていると言えます。
・・・
調べてみると“菱餅”の意味はかなり深かったですね。
イタリア好きの発案者が・・・なんて言ってしまい、
なんか申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。
あなたもひな祭りには、菱餅に込められた願いをしっかり噛みして、
子供たちに食べさせてあげてくださいね。
では、今日はこの辺で~。
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