椎間板ヘルニアの手術で一番怖いリスクとは!?
- 2015年1月10日
いきなりなのですが、、、
実は、私、以前半身不随に成り掛けたことがあります。
何が原因かというと、腰椎の椎間板ヘルニアが原因でした。
結果的には手術をすることで半身不随は回避できたのですが、
結構ヤバい状態で、手術前は歩くこともままならなりませんでした。
(まぁ、今となってはいい思い出なんですけどね。笑)
そんな私の体験談から、
今回は椎間板ヘルニア(特に腰椎)の手術を受けるにあたっての
リスクをご紹介しようと思います。
椎間板ヘルニアの手術で一番のリスクは??
椎間板ヘルニア(特に腰椎)の手術で一番のリスクは、
手術によって神経が傷ついてしまった際に残る後遺症です。
そもそも椎間板ヘルニアは、
腰椎や頚椎などを形成する椎体(ついこつ)間のクッションにあたる椎間板が
椎体(ついこつ)間に強い圧力がかかることで外側に飛び出てしまった状態のことを指します。
イメージしやすいように絵で説明すると、
通常時は、
┏━━━━━━━━━┓┃ ┃
┃ 椎 体 ┃┃神経┃
┗━━━━━━━━━┛┃ ┃
┏ ━ ━ ━ ━ ┓┃ ┃
┃ 椎 間 板 ┃┃神経┃
┗ ━ ━ ━ ━ ┛┃ ┃
┏━━━━━━━━━┓┃ ┃
┃ 椎 体 ┃┃神経┃
┗━━━━━━━━━┛┃ ┃
となっている背骨と椎間板が、
ヘルニアになると、
┏━━━━━━━━━┓┃ ┃
┃ 椎 体 ┃┃神経┃
┗━━━━━━━━━┛┃ ┃
┏ ━ ━ ━ ━ ┓┃ ┃
┗ ━ ━ ━ ━ ┛┃ ┃
┏━━━━━━━━━┓┃ ┃
┃ 椎 体 ┃┃神経┃
┗━━━━━━━━━┛┃ ┃
と上下の椎体が圧迫されて椎間板が押し出され、
その椎間板が神経に当たることで、
足のしびれや痛みなどを生み出しています。
なので、椎間板ヘルニアの手術で行うことは、
その突出して神経を押している椎間板を除去する手術になります。
ただ、神経に当たっている椎間板を取り除く作業になるため、
下手をすると作業中に神経を傷つけてしまう可能性があり、
その結果、運動系で後遺症が残るという大きなリスクが、
椎間板ヘルニアには付きまとうことになります。
また、ヘルニアになった場所によってリスクの大きさが異なり、
腰椎の場合などは、全部で5つある椎体(L1~L5と言います)のうち、
神経の束に近い位置にある”L1~L3”で椎間板ヘルニアになると、
手術のリスクが高くなります。
椎間板ヘルニアの手術でリスク回避するためには
一番は、自分のヘルニアの位置や症状に合わせて、
最適な手術方式はどういったものかを、
担当の主治医と相談して決めることです。
例えば、腰椎のL2/L3の間の椎間板が原因だった場合に、
内視鏡手術では神経を傷つけるリスクが高いので切開手術を行おうとか。
または、L4/L5の間の椎間板が原因ならば、
むやみに切開して体に傷を残すよりも、
より傷跡が小さくて済む内視鏡での手術をしようとか。
自分の症状によって様々なパターンがあると思うので、
そこはやはり専門家(主治医)に意見を求めるのが一番だと思います。
そして、その精度をより高めるためには、
しっかりとした専門医の診察を受けることかと思います。
もし、「そんな専門医なんてわからないよ・・・」という場合は、
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会(http://www.jssr.gr.jp/)
に掲載されている指導医リストからお近くの先生を見つけて、
診察&相談をしてみるのは1つの方法だと思いますよ。
まとめ
最後に今回の内容を纏めると、
・椎間板ヘルニアの一番のリスクは、手術の際に神経が傷つき、後遺症が残ること。
・椎間板ヘルニアの位置によって、リスクがさらに上がる可能性もある。
・リスク回避のための一番の方法は専門医に診断を仰いで、適切は解決方法を選ぶ。
・その精度を高めるなら、より高度な専門医の方の診断を受ける。
という感じですね。
手術の最終判断はご自身に委ねられるので、
しっかりを主治医から情報を聞いた上で、判断してみてください。
では、今回はこの辺で~。
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