お正月の飾りの正しい処分の仕方を教えます!!
- 2015年9月25日
お正月になると玄関や家の中に飾られる門松・しめ縄・鏡餅などの正月飾り。
あなたの実家でも飾っていたんじゃないと思います。
もし、そんな正月飾りを「今年は私の家でも飾ってみよう!!」とお考えのあなたに1つだけ抑えておいてほしいポイントがあります。
そのポイントというのは
・・・
・・
・
『正月の飾った門松・しめ縄・鏡餅たちを処分の仕方』です。
門松やしめ縄などを初めて飾るご家庭の多くで、飾るまでは良いものの
「いつ、門松を外せば良いの?」
「外したしめ縄はどうやって処分すればいいの??」
と、どうやって処分すれば良いのかが分からず、お困りになるケースというのが結構あるみたいなんです。
この記事のお読みのあなたにはそんな事態に陥ってほしくないので、今回ご紹介する
『正月の飾りを外すタイミングと処分の仕方』
を飾る前に覚えていただけたらと思いますよ〜。
お正月の飾りを外すタイミングと処分の仕方
では早速
『正月の飾りを外すタイミングと処分の仕方』
ご紹介したいと思います。
因みに、今回ご紹介するのはお正月の飾りの中でも最もポピュラーな
- 門松
- しめ縄
- 鏡餅
の3つについて
- いつ外せばいいのか?
- どう処分すれば良いのか?
をお伝えしていきたいと思っています。
では、まずは「門松」からご紹介していきますね!!
1.「門松」の外すタイミングと処分の仕方
お正月に家の門や玄関などへ飾られる「門松」、その外すタイミングと処分の方法は
外すタイミング
→1月7日に取り外す
処分の方法
→どんど焼きで処分する
が良いと言われています。
何故、「門松」を外すタイミングは1月7日が良いのか!?
そもそも門松というのは、
「お正月にやってくる神様(年神様)を家に向かい入れるための依り代」
という役割があります。
また、そんな年神様が地上にいる期間は
「1月1日から1月7日まで」
とされています。
(因みに、その期間を「松の内(まつのうち)」と呼びます)
つまり、「門松」は年神様の依り代としての役割がある期間は外してはならず、その役割が終了すれば、外してしまっても構わないというわけなんです。
そのため、「門松」を外すタイミングは年神様がお帰りになる『1月7日』が良いと言われているんです!!
家の近くで、どんど焼きが行われない場合どうすれば良いか!?
処分方法として紹介した「どんど焼き(別名:左義長(さぎちょう))」というのは、1月15日前後に行われる正月飾りを燃やす日本の伝統的な火祭り行事になります。
そもそも正月飾りを燃やすための行事ですので、使用した「門松」をどんど焼きへ持って行き、そこで焼いてもらうのが「門松」の最も良い処分の仕方と言えます。
ですので、「門松」を飾る際には、事前にお近くで開催されるどんど焼きの日程も合わせてチェックしておく事をお勧めしますよ。
もし日程が分からない場合は、お近くの神社に問い合わせれば教えてくれると思いますし、町内の掲示板などにも日時や場所が載っている事もあるのでチェックしてみてください。
ただですね・・・、
中には
「近くの神社に問い合わせたけど、どんど焼きをやっていませんでした(ToT)」
という方もいらしゃるんじゃないかと思うんです。
そんな場合は、これからご紹介する最終手段を使ってください!!
その最終手段とは
・・・
・・
・
『可燃ゴミor粗大ゴミとして捨てる』という方法です。
「・・・えっ、ゴミに出しちゃって良いの???」
とあなたは思ったかもしれませんね!?
確かに「どんど焼きで燃やす」のが一番良い方法なのですが、近くで実施されていない場合は止む負えませんので、堂々とゴミとして捨ててしまいましょう!!
ただ、ゴミとして出す場合には1つだけ注意が必要です。
それは『塩でお清めをする』という事です。
先ほどもご紹介しましたが、ゴミに出す「門松」というのは一度は神様の依り代として利用されたものです。
ですので、ゴミに出す前には必ず塩でお清めをするようにしてくだい。
(さらに、清めをする際に年神様に感謝を気持ちを伝えると尚良しです!!)
もし「門松」をゴミとして処分する場合には、
『塩でお清めをする』
というのは、必ず忘れずに行ってくださいね!!
2.「しめ縄」の外すタイミングと処分方法
さて、ここまで、門松の外すタイミングと処分方法についてご紹介してきました。
次に2つ目の正月飾りである
「しめ縄」
についてご紹介していきたいと思います。
・・・と思うんですが、実は「しめ縄」の外すタイミングと処分方法は
外すタイミング
→1月7日に取り外す
処分の方法
→どんど焼きで処分する
と「門松」と同じなんです!!
勿論、外すタイミングの理由や処分の仕方なども「門松」同じになります。
ですので、
『「門松」と「しめ縄」のの外すタイミングと処分方法は同じ』
という事を覚えておいていただければと思います~。
3.「鏡餅」の外すタイミングと処分方法
では最後に「鏡餅」についてご紹介したいと思います。
因みに「鏡餅」の外すタイミングと処分方法は、残念ながら「門松」とは異なります。
一緒だったら、覚えるの簡単なんですけどねぇ〜。(苦笑)
では、どうように違っているのかというと
外すタイミング
→1月11日に取り外す
処分の方法
→食べる事で処分する
が良いと言われているんです!!
何故「鏡餅」は、1月11日に外すの?食べて処分するの??
そもそも鏡餅は
「お正月にやってくる神様(年神様)へのお供え物」
という役割があります。
先ほどもご紹介しましたが、年神様は
「1月1日から1月7日まで」
の間、地上にいると言われていますので、その期間は「鏡餅」は外してはいけないというわけです。
と、ここできっとあなたは
「なんで年神様が帰った1月7日じゃなくて、1月11日に外すの??」
という疑問が湧いてくると思うんです。
では、これは一体何故なんでしょう!?
その答えは
・・・
・・
・
実はよく分かっていません・・・。
以前は1月20日だったのが、徳川三代将軍の徳川家光が亡くなった日(慶安4年4月20日)の月命日にあたるため、日付が変更されて1月11日になったと言われてはいます。
いるんですが、何故その変更日が1月11日になったのか、その正確な理由は分かっていません。もし新たな情報が分かったら追記させていただきますね!?
ところで、何故「鏡餅」の処分方法が食べる事なのかも簡単にご紹介しますと、それは年神様へお供えした餅を食べ一年間の無病息災を祈るという習わしがあるためです。
(これが世に言う『鏡割り』という行事になります!!)
ですので、飾った「鏡餅」は無病息災を祈って、ご家族全員で食べるようにしましょう~!!
まとめ
というわけで今回は
『正月の飾りを外すタイミングと処分の仕方』
についてご紹介してきました。
最後にご紹介した内容を簡単にまとめますと、
- 「門松」は1月7日に外し、どんど焼きで処分する
- 「しめ縄」も「門松」と同様に1月7日に外し、どんど焼きで処分する
- 「鏡餅」は1月11日に外し、飾っていた餅を食べる事で処分する
となります。
お正月に初めて飾りをする方は、是非、後片付けの参考にしていただけたらと幸いです!!
ではでは、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき有り難う御座いました。
PS.
今回ご紹介した飾りを外す日付は最も一般的な日付になります。
地域によっては外すタイミングに違いがありますので、その点は予めご了承ください。
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